100円の時に購入したヒットマンが面白かったのでレビューします。
伝説の暗殺者「47」になってターゲットを暗殺するステルスアクションゲームなのですが、実態はガバガバ暗殺ギャグゲーとなっております。
箱庭での自由な暗殺

47は様々なロケーションに放り込まれて、ターゲットを好きな方法で暗殺することができます。
基本的に「アプローチ」と呼ばれるサブクエストみたいなのを開始することで、ターゲットを暗殺していきます。(ターゲットがヨガを始めるからヨガの先生に変装する。占い師に変装して水晶玉でターゲットを殺すなど)

アプローチは複数あるので、1回のプレイで全部みることはできません。繰り返しプレイが前提です。繰り返しと聞くとめんどそうですが、ギャグみたいな死に方とかあるので、いろいろなアプローチを試したくなりリプレイ性が高めです。
実質これがストーリーのようなもので、ターゲットの背景も知ることができます。
もちろん暗殺者ぽくターゲットを狙撃をしたり、背後から首の骨を折ってあっさり倒すことも可能。難しいですが敵を皆殺しにするランボープレイもできます。
完璧にやろうとするとムズいので、ガバガバ暗殺でもいいと思います。セーブ&ロードは結構長いので、ミスの度にやり直そうとするのはめんどいです。
ヒットマン独自の変装システム

他のステルスゲームにはない要素として、変装システムがあります。登場するキャラを気絶させて服を奪えるんですね。
警備兵に変装したら、銃を持っても怪しまれませんし。屋敷の料理人に変装したら、怪しまれずに料理に毒を盛れます。偉い人には見破られてしまうのですが、偉い人に変装できると何をしても怪しまれずにできる万能感があります。
ターゲットを暗殺する以外にも、どうやって人のいないとこで気絶させて、服を奪えるか考えるのがヒットマンの楽しいところとなっております。
47がカッコいい
主人公の47がハゲてますがカッコいいです。服さえ奪えれば何でも変装できるんですが、ミュージシャンに成りすましてドラムを叩いたり、バーでカクテル作ったりなんでもできる万能なハゲで笑えます。
グラフィックとMAPの作り込みがすごい

グラフィックはかなり綺麗です。大勢の群衆がいます。技術者だったり、護衛だったり。
メインステージは全部で6つですが、その分MAPが広く密度が濃いです。建物には全部は入れますし、暗殺に使える毒物やピッキングアイテムも落ちてます。広くて様々なエリアがあるからこそ多彩なギミックで暗殺を試せるんですよね。
ボリュームはあまりない

チュートリアル2MAP+本編はパリ、サピエンツァ、マラケシュ、バンコク、コロラド、北海道の6MAPなのでターゲットを暗殺してクリアするだけなら10時間くらいですぐ終わります。
繰り返しプレイ前提なので、ストーリーだけやる人なら物足りないと思います。まぁ100円で買ったのでそれでも満足なんですけど。
ヒットマンの評価
- 綺麗なグラフィック
- 舞台だけ用意されて自由な手段で暗殺できる
- 多彩なアプローチと暗殺ギミック
- 47が格好いい
- ローカライズ(吹き替え)がしっかりしてる
- リプレイ性が高い
- ボリュームはあまりない
- ロード時間が長い
80点