『ゴーストオブツシマ』をクリアしたのでレビューしたいと思います。
本作はアメリカの会社『サッカーパンチ』が作ったゲームなのですが、日本人が作ったと言っても過言ではないぐらい和風でした。
あちらの国ではポリコレの人たちが「日本人でもないのに日本文化を語るな!」とか言ってたようですが、このゲームはとんでもなく時代考証がされています。
実際に対馬まで行ってちゃんと現地取材してたようなので、日本人でも唸るくらいの侍モデルが確立されています。「ラスト・サムライ」みたいなもんです。
日本人が作るとしたら普通「元寇の時の対馬を舞台にしよう」とはならないと思うので、海外目線のいい発想だったんじゃないかなと。
昔の日本を舞台にした侍が主人公のオープンワールドゲームなんて、今までなかったのでかなり新鮮な気持ちでプレイできました。
- とてつもなく綺麗な和風グラフィック
- オープンワールドなのに爆速ロード
- 戦闘の出来がとても良い
美しいグラフィック

グラフィックはかなり綺麗です。適当にスクリーンショットを撮るだけでそれなりの絵になります。
日本の四季が反映されたかのようなカラフルなデザイン。SEKIROや仁王とは違った美麗さを全面に出してきた色彩ですね。
風の吹く方向で目的地がわかるのも画期的に素晴らしかった。ミニマップちらちら見ながら移動するのは没入感を削ぐなぁと思ってたので。
ロードが爆速
ロード時間が本当に早い。なんとスタート画面からゲーム開始まで15秒。
MAP開いてファストトラベルした時は5秒しかロード時間がかかりません。
これでもtips読ませるために意図的に遅らせたというからとんでもない話です。
時代劇のようなバトル
オープンワールドの戦闘はあまり期待できないのが通説でしたが、PS3時代から『infamous』を作ってきたサッカーパンチのアクションは一味違いました。
雑魚戦は時代劇のようなもので、複数人に取り囲まれていてもそんなに同時には切りかかってはこない。四天王方式で相手をしてくれている。ついでに倒れ方まで時代劇。
タイミング良くL1を押すと敵の攻撃を弾くことができ、成功すると手痛い反撃ができて気持ち良い。これは『SEKIRO』の弾きシステムに似ていて、うまく取り入れられている。

ボス戦では『God of War』のような視点変更がされており、アイテムも封印され迫力ある一騎打ちを楽しめるように調整されている。
このように雑魚戦とボス戦でシステムを変えることで爽快感と緊張感を両立できていると思う。
また戦い方にもかなり自由度があり、侍のように正々堂々と一騎打ちから乗り込んでも良いし。アサシンクリードのように影でこっそりと暗殺していってもok。
初めは誉れ高き侍だったが、元寇から対馬を取り返すため手段を選ばなくなった「冥人」となった主人公ともマッチした戦闘になっている。
オープンワールドの弱点

このゲームでもオープンワールド特有のとんでもない物量があり、真面目にサブクエストまで全部やっていると飽きてくる。
日本を舞台にしてるのはかなり新鮮なので、飽きるのがいつもより遅かったのは事実ですが、3つ目の舞台では流石に飽きてきた。
一度に全部やろうとはせずに、気の向くままにプレイするのをオススメする。
まとめ
- 色彩ある美しいグラフィック
- 日本が舞台にしたオープンワールド
- ロード時間が早い
- 時代劇のような戦闘
- 風の吹く方向で目的地がわかる
- 作り込まれたサブクエスト
- プラチナが簡単
- 侍を上手く描いたストーリー
- 先生と政子のキャラが立ちすぎている
- 終盤あたりで飽きてくる
侍がいた時代の日本を舞台にしたオープンワールドなんて今後出そうにないんで、ぜひやってみてください。
侍道とか絶対でないでしょ
購入オススメ度
85点