エッセンシャル思考とは?
エッセンシャル思考という本がとても面白かったので、ざっくりと良かった所を書いていきたいと思います。
「エッセンシャル思考ってなんだよ?」って話しなんですが、3つの基本的な考え方で成り立っており。
- 「やらなくては」ではなく、「やると決める」
- 「どれも大事」ではなく、「大事なものはめったいにない」
- 「全部できる」ではなく、「何でもできるが全部はやらない」
エッセンシャル思考は
「選ぶ」ことを選ぶ、重要なものはほとんどない、トレードオフの3本柱だと最初の章で書かれています。
次の章からは、「見極める技術」、「捨てる技術」、「しくみ化の技術」が紹介されており
やるべき大事なとこを見極める、後は全部捨てる、そして大事なことだけを集中してやろうぜ! って感じだと思います。

図にするとあれもこれもとやって、ちょっとしか進めないのが普通の思考、エッセンシャル思考は1つの大事なことを大きく前進させる。
やるべき大事なことを見極める技術

まずは本質をちゃんと見極めようと書かれています。そのためには「孤独」になって考えてみる。
PCやスマホは切っとけよな! メールやSNS見るんじゃないぞ!
と自分だけの考える時間を持つことが推奨されてます。
次に90点ルールを採用しよう。中途半端なイエスをやめて「絶対やりたい!」「やらない」の2択にしようと提案されています。
そのためにはとことん基準を厳しくして、「やろうかな」程度のものは却下する。「やるぞ! 」と言うのは90点以上のものだと確信したときだけだと。
あれもこれもって中途半端なよりは、自分が納得した絶対に良いものやったほうがいいですよね。読んでて納得しました。変なイベントに参加するくらいなら、家でゴロゴロしてたほうがいいしね!
重要じゃないものを捨てる技術
そうは言っても友達や上司に誘われたら断りづらいじゃん?どうすればいいの?と思うんですが、この本では
断固として上手に断れ!
と書かれています。どうすれば上手に断れるのかというと
- 判断を関係性から切り離す 頼みを断ることが相手を拒絶することだと感じてしまうから、この2つを分けて考える。
- 直接的ではない表現を使う 「声をかけてくれて嬉しいのですが、あいにく手がいっぱいで・・・」 「行きたいのは山々ですけど、時間があるかどうか・・・」
- トレードオフに目を向ける 「もしもこれを選んだら、別のもっと価値あることができなくなる」ということを忘れてはいけない(戒め)
- 誰もが何かを売り込んでる 相手が何を売り込もうとしているのか、それによって何を失うのか。意識して合理的な判断をしよう。
- あいまいなイエスはただの迷惑、はっきり断られる方がずっと良い。
- 代替案を出して、相手に歩み寄りながら断る。
- 「予定を確認して折り返します」 いったん時間をおいて考えると、断ることが容易になる。
- 別の人を紹介する
こんな感じで上手に断るためのテクニックがいっぱい載っております。参考になるな!
他にも「大事な目標を決める」方法とか、どうでもいいことを続けてしまった場合の「損切り」方法とかもこの章ではあります。
大事なことをやるための技術
最後の章は大事なことをやるための技術が書かれてます。大事なことをやらないと今までのエッセンシャル思考の意味がないよね! 努力と根性でやり遂げるのではなく、すんなり実現するような「仕組み」を教えてくれます。
習慣
人は習慣の奴隷だから、本質的に大事なことを習慣化していこうぜ! 筋トレの習慣とかつけていきたいよね。今日はいいやを捨てて、今日だけやってみよう。
習慣化すると一切苦にならず続けていくことができるし、何回も反復することで神経細胞が結びついて脳が慣れてきます。注意点として、いっぺんに「筋トレして、英語の勉強して、読書して、ランニングして」みたいなことをせず1つずつ習慣化するのがいいみたいです。
集中
大事なことを「今、この瞬間」に集中して取り組もう、過去や未来に囚われるのはやめよう。優先順位をつけてひとつずつ集中して取り組むことがオススメされてます。
深呼吸してリラックスしてからやったり、タイマーで時間を決めてその間は集中してやるのが良いと思います。
エッセンシャル思考のまとめ

他にも遊ぶこと、ちゃんと寝ることが大事だよとか嬉しいことも書いてあります。まだまだこの記事に書いたこと以外にも山程良いことがあるのですが、多すぎるので一部だけ紹介しました。
この本の内容が実践できていれば、かなり効率の良い生き方ができるんじゃないかとおもいました。そんなこと言っているお前は出来てるのかとツッコまれると、僕はまだできていないんですけど。
生きていく上で基本となる思考を学べるので、一見の価値はあります。全部取り入れる必要はないですが、迷ったら何度か見返して見ようと思います。
以上おわりっ!