ゲームプレイはほとんど龍が如くと同じなので、本作は龍が如くの外伝のようなものです。
ミニゲームなんかもほぼ使いまわし。しかしキムタクを主人公として操作できるのは結構笑える。
キムタクがコンビニで大暴れしたり、女の子と自撮りしたりするのはそれだけで楽しい。
良くできたストーリー

JUDGE EYESで一番褒められるべきなのはやはりストーリー。
まるで面白いキムタクドラマを見ているかのようであった。
真相がだんだん明らかになっていくのだが、演出が上手く先がかなり気になる。
ゲームを取り巻く陰謀も無理がなく、破綻しているところがない。
登場するキャラクター達は今までの龍が如くには登場してないが、本家にも劣らない魅力的なキャラだった。
主人公の八神は探偵で、キムタクにしたせいか桐生ちゃんと違い自分からどんどん行動していく。
親代わりに感じている893の組長から止められても、警察や検事に妨害されても真実を明きらかにすることを諦めることはなかったし、八神の積極性がなければ事件の解決は不可能だった。
海藤さんはずっと頼れる相棒だし、愛着の湧くゴリラである。
源田法律事務所のひともこんなに掘り下げられるとは思わなかった。
キムタク含むゲストの俳優達の演技も素晴らしい。
つまらない探偵パート

キムタクが探偵ということもあって、龍が如くから新しく取ってつけたような探偵パートがあります。
具体的には探偵らしく尾行したり、証拠を集めたり、ピッキングで鍵を開けたりするのですが、正直退屈なミニゲーム集でかなりつまらない。
全編を通じてかなりの数があるし、証拠集めは答えがわからず無駄に時間がかかってめんどくさかった。
京浜同盟イベントもテンポが悪い
京浜同盟という特にストーリーに関わりがない敵がランダムで湧いてきます。
湧くと危険度100%と表示されて、神室町での雑魚のエンカウント率が跳ね上がり、各地にいるボスを倒すと危険度が下がっていく感じ。
倒してもどうせすぐに復活するし、ボスは固くそこそこ強い。倒すと報酬をもらえるがたいしたアイテムではない。
被害にあってるキムさんから毎回「京浜同盟が町で暴れている!」というスパムメールが強制で送りつけられてくるのでめんどくさい。
ストーリーの重要で良いところでも構わずイベントが発生するからテンポが悪くなる。
まとめ

- 文句なしのストーリー
- 丁寧に描かれたキャラクター達
- キムタクを操作できる
- サブシナリオも笑える
- 探偵パートのミニゲーム集
- 京浜同盟イベント
- ピエール瀧の削除
PSストアセールの時は3000円以下でなので、迷わず買って問題ない作品です。
90点